弁護士コラム

2013.12.26

慰謝料請求のための証拠

 相手方の不倫や浮気をいくら確信していたとしても、慰謝料を請求するためには適切な証拠をそろえる必要があります。
 まず、最も有力な証拠となるのは、相手方と不倫・浮気相手が2人でホテルや家などに出入している写真やビデオです。このような証拠は、相手方の不貞行為を強く推認することができるため、裁判を有利に進めることができます。
 もっとも、このような証拠が取れないからと言って、慰謝料請求を諦める必要はありません。携帯電話のメール内容、カーナビの記録、ホテル等の領収書、不倫・浮気相手へのプレゼントのクレジットカードの利用明細などであっても、これらの小さい証拠を積み重ねることによって、相手方の不貞行為を立証することもできます。
また、相手方が不倫・浮気を認めている場合であっても、後に言い分を変え不貞行為を否定する場合があるため、相手方が不倫・浮気を認めている発言を録音しておくことも重要です。

不貞行為の証拠集めは、別居してしまうと困難なものです。離婚を考え始めた最初の段階から、後に役立ちそうな証拠をしっかり集めるよう心掛けましょう。どのような証拠が必要かは、事案によって異なるものです。まずは、離婚を考えた段階で弁護士に相談に行くことをお勧め致します。

離婚慰謝料についてお悩みの福岡市、那珂川町、春日市、大野城市、太宰府市などの方は、お気軽に菰田法律事務所までご相談ください。

投稿者: Nexill&Partners Group

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